これ珍しいゲームのようで品薄。見つけたらラッキーかもしれませんよ?
子供と遊ぶだけでなく、計算力や記憶力に自身のあるオトナと激しくバトルしてみるのも楽しいゲームです。
49枚の伏せタイルを7×7に並べ、指示ダイスを2個振って出た指示に見合ったタイルをゲットすべく、神経衰弱&運&計算に挑みます!
一つ目の指示ダイスは黒で、単独で振って3つのゲームモードのうち、今回のプレイヤーが行うモードが決まります。
もう一つの指示ダイスは白で、タイルの獲得条件が決まります。
黒のダイスの出目(3種類)
「Solo」:そのプレイヤーのみのソロ。伏せタイルの中から二枚選んで条件にチャレンジする。
「All」:全プレイヤーが順々に行う。伏せタイルの中から二枚選んでオープンするが、
公開されたカードは裏に戻さずそのラウンドが終わるまで公開され続ける。
全員がめくった時点で、白ダイスの出目により「二枚の合計が最大のプレイヤーがその二枚のタイルを獲得」もしくは「二枚のタイルの差が最大値のプレイヤーがその二枚のタイルを獲得」となる。
「3」:ソロと同じだが、違う点は三枚めくることとなる。
白のダイスの出目(6種類)
N1:奇数タイルをめくらないといけない。
N2:偶数タイルをめくらないといけない。
∑>60:タイルの合計が60以上になるようにめくらないといけない。
∑<20:タイルの合計が20以下になるようにめくらないといけない。
x/5:タイルの合計が5で割り切れる数字でないといけない。
△≤5:タイルの差が5を越えてはならない。3枚モードの時は、最も大きいカードと最も小さいカードの差が5以下でなくてはならない。
【 例 】
- 黒のダイスが3なのでソロで3枚めくり、白いダイスの条件により、3枚の合計数が5で割り切れる数であれば成功。下は成功しています。
- 黒いダイスによりソロモードなので一人で2枚めくり、白いダイスにより2枚の合計が60以上であれば成功。下は成功しています。
- 黒いダイスによりソロで3枚めくり、白のダイスの条件により、その3枚すべてが奇数であること。下は、残念ながら偶数が一枚出ているので失敗例です。
- 黒いダイスによりソロ。白いダイスにより、2枚の合計数が20以下であれば成功。下は成功しています。
- 黒いダイスによりALLモードが指示されていますので、プレイヤーが一人ひとり2枚ずつめくっていきます。判定は全員がめくり終わった後で、白いダイスの条件にあっていて、なおかつ最大値もしくは差が最小値を出したプレイヤーが、自分のめくった2枚を持って行きます。後はまた伏せますが、それまで公開はされていますので次に続く記憶のチャンスともいえます。下の例では、白いダイスの指示により二枚のカードの差が5以内でなければなりません。7と8をめくったプレイヤーが、差の数値1となり、カードを獲得します。
白のダイスの条件が結構きついです。
奇数だけとか偶数だけといった、ぬるい条件は偶然でも成功しますし、1ラウンド目などはそもそも、全部が伏せカードで一枚も公開されたことがないのだから運に頼るしかない。でも、どんどんカードが公開されてはまた戻されていく場所を可能な限り覚えておかないと、5で割り切れる数をめくり合わせることや合計数値をコントロールすることなど不可能なのです!
49枚のカードが減ってくる中盤以降、かなり脳が疲れますが、サイコロの偶然性に誘われてそれでもなぜか続けてしまうゲームでした。
こどもとあそぶときは
- 数字の得意なうちの子などは苦もなく数字も位置も覚えて計算も瞬時にこなしますが。そうではなくて、よほど印象的なカードを数枚、頭の中で必死でストックするのがせいぜいな場合は苦戦ですね。
- 計算が得意なお子さんでしたら大人のサポートは不要かもしれませんが、場合によっては手伝ってあげると、記憶のほうに容量を使えて少し負荷が減るかもしれませんね。計算が毎回発生して頻繁なので無理なく電卓使用もアリだと思います。もしくはお子さんが計算して大人が電卓で答え合わせをその場でしてあげるとか。
- もっと小さなお子さんなら、計算を無理に導入しなくても、タイルを適宜伏せて普通の六面体サイコロを振った出目で「4の数字が出たら当たりだね~」などといってめくらせ、34や40が出たら取らせてあげる、覚えさせておいて次回うまく覚えて取れたら褒めるなどすると、計算無しのミニゲームとして使えます。
- 数字の並び順を覚えたての小さなお子さんは、1から49までのタイルが豊富にあるので、何枚か渡して「大きい順番に並べようね」などと並べさせてあげるといいですね。このタイル、5センチ四方のサイズにこれまた数字が特大サイズなのでとっても見やすいです。紙質も丈夫ですよ。