ギフテッドの子にボードゲームとか ホームスクールとか

子供とホームスクールで遊びまくってます。色々家で教えてきたので手作り教材とか多め。ボードゲームも好き。子供にフラワーアレンジメントとか。遊戯王歴8年、親子で駆使するデッキは300個以上。遊戯王のオリカ作成、デュエル中のディレクターや音響さんは子供が担当。

ウイングスパンのソロプレイ楽しい!

人気のウイングスパン、ボドゲカフェでインストしてもらい、初日で2回連続でやっても楽しかったことから早速購入。最近流行りの、ソロプレイができるオートマ(対戦相手をやってくれる仕組み)付きなので、やりたいときに家でじっくり展開できます。説明書には「オートマが初めて導入されたのはワイナリーの四季からです」とありますが、確かにワイナリーにもオートマ入ってた。結構新しめの仕組みなんですね。

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ソロプレイでも、鳥の育成、卵をぼこぼこ産ませる卵祭り、餌やカード獲得のカツカツさはきちんと再現されていて、いつもオートマとはきわどいところでせめぎ合いになり、良いプレイ感です。あまりの面白さに、ソロで始めてから3日ほどで10回は回しました。それからも時々。
ウイングスパン、ソロしかしない人でも買い推しですよ。

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ソロの準備

個人ボードは自分だけでオートマ分は不要なので一枚だけ広げて下さい。

  • カードトレイにはいつものように鳥カード3枚をセット。

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  • ラウンドはいつも通り4回制です。目的ボードもいつも通りタイルをセットしてください。
  • ボーナスカードを自分用とオートマ用に適当に選択(ルールはあるけど要するに1枚選ぶ。)
  • オートマは、鳥カードを獲得することはしますが、餌の獲得やコストの支払い、鳥カードを個人ボードに展開していくことはせず、簡略化された対戦相手です。(卵は産む)。
  • 自分とオートマのアクションコマをそれぞれ8個ずつ用意するのは通常プレイと同じです。
  • はっきりと違うのは、オートマには、オートマの手番で必ず引く「オートマカード」が11枚あり、引いたらそのアクションを実行してくることです。

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  • トレイにのっている鳥カード3枚は、主にオートマカードのプレイの流れで、たびたび一新されます。全部流されて3枚オープンとか頻繁にあり、これで更新されていきますので、通常のプレイに比べて鳥カードが動かないなどということが少なく、あっという間に欲しいカードも流れちゃうかも。

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  • オートマは、こちらの個人ボード上の鳥カードの茶色の能力や桃色の能力の何も享受しません。したがって、「全員に適用する」効果の場合でも、自分だけが餌を獲得したり卵を産むだけで、オートマには何も起こりません。
ソロのやり方

ゲームを始めます。オートマの配置はだいたいこんな感じ。

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自分から通常通りプレイし、アクションコマを一つ置きます。次にオートマの手番となります。シャッフルして伏せておいたオートマカードの山から一枚引いて書かれてあるアクションを実行します。ここで注意したいのは、オートマカードには1枚なのに4ラウンド分のアクションが書かれてあり、実行するのは現在のラウンド分に書かれてある内容です。たいてい1ラウンド目の分は、鳥カード一枚獲得とか、卵を1個産むとか、しょぼい。ところが4ラウンド目にもなってくると、産んでくる卵も3個になりますからね!

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オートマカードのそれぞれの指示内容
  • オートマカードの指示:鳥カードプレイ
    オートマは、カードトレイの上にある鳥カードの中から、オートマのボーナスカードの目的に合致し、なおかつ一番点数の高いカードを獲得します。その鳥の点数は、ゲーム終了時に通常通り、得点として足していくことになります。その後トレイの上のカードは全て捨て札として流れます。もしボーナスカードの目的に合うカードがトレイ上になければ、トレイ上はそのままとなり、オートマは鳥の山の上から1枚引いて、「裏向きのまま」獲得していきます。これはゲーム終了時に1枚ごとに勝利点はもらえますが、鳥カード表面に記されている本来の点数はカウントせず最後まで裏向きのままです。
  • オートマカードの指示:鳥カード獲得
    トレイの上の3枚のカードをまず、全て流します。その後鳥の山の上から1枚引いて裏向きのまま獲得していきます。上記の鳥カードプレイ時の、ボーナスカード適合無しの時と同じです。
  • オートマカードの指示:産卵
    オートマカードに記されている個数の卵を産むので、入れ物にまとめて入れていきましよう。鳥カードの展開がないので、カードの上に産むなどといったことはありません。卵をコストにすることもありませんので、増える一方です。
  • オートマカードの指示:餌の獲得
    オートマは餌トークンを受け取ったり、コストとして支払うことはありませんが、餌箱の中にあるダイスを消費することはします。最初に、餌箱の中のダイスの出目が一種類になっていれば振り直しとなります。その後、オートマカードに記されている餌の並び順を見て、適合する餌を一括して(例:魚のダイスが複数個あればその魚のダイスを全て)餌箱から外に移します。
  • オートマカードの指示:ラウンド終了時目的にコマを置く
    オートマ用のコマを一個、目的カードの現在のラウンドの部分に置いていきます。これは、ラウンド終了時に、自分とオートマのどちらがタイルの目的をよりよく達成しているかの判定に使います。オートマのコマが多ければ多いほどオートマがそのラウンドで1位になる可能性が高まります。単純には比べられない要素があるので、よく調整された「ラウンド終了時目的補正用カード」という早見表を使って、ラウンド終了ごとに、どれだけ目的を達成しているかの数値を補正しながら、自分とオートマの数値を競うのに使います。

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  • オートマカードの指示:ラウンド終了時目的のコマを取り除く
    上記とは逆に、すでに置かれてあるコマを取り除きます。コマは増える一方ではなくこのように減る事もあり、またオートマカードは、1ラウンドの最大アクションの8回より少しだけ枚数多めの11枚なので、オートマのコマが増えるか減るかはカードの引き次第という、運の部分があります。この多少のゆらぎが楽しいのでしょうね。
  • オートマカードの指示:桃色の能力適用オートマは鳥カードを展開していないので何も起こらずオートマにはメリットがないのですが、珍しく、自分にだけメリットがある項目です。自分の個人ボードの上に、桃色の能力を持つ鳥がプレイされていれば、その能力をすべて一斉に適用します。

サマリーもついてます。

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オートマの目的ボードのカウント法

1ラウンドが終わるごとに、目的ボードの目的を達成しているかどうか自分は通常通りカウントします。オートマは、ボードに置かれたアクションコマと、「ラウンド終了時目的補正用カード」で数値を補正したのち、自分とその点数を見比べて、順位を決め、通常のプレイのようにお互いがコマを一つずつ置いて持ちコマを減らします。

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左が4ラウンド用、右が1ラウンド用のラウンド終了時目的補正用カード
対オートマ戦、最後の点数比較

1ラウンド終わるごとに、オートマの山をシャッフルして作り直ししますが、ラウンドが進むごとにそのラウンドでは使用せず抜いていくカードが1枚ありますので忘れないように。つまり4ラウンド目には、11枚の山ではなく8枚の山になります。

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4ラウンドすべて終了したら、自分は普通に得点計算。オートマの集計をします。

  • オートマは、ボーナスカードから勝利点を獲得しませんので無視。オートマが表向けで獲得(鳥カードプレイに相当する)した鳥カードの点数を全て合計。

  • オートマが裏向けで獲得した鳥カード1枚につき、3点から5点(難易度設定による)の勝利点を得るのでそれを合計。

  • オートマの目的ボードの順位相当の勝利点を合計。

  • オートマの手元に獲得した卵を1個1点として合計

それらを全て合計して、自分の得点と見比べてどちらが勝ったか比べます。自分のプレイ感はほとんど通常と同じままで、オートマが絶妙の点数でせめぎ合ってくるのでとてもバランスよく対戦した感が出ているのではないかと思います。勝ったり負けたりちょうどいい感じ。しいていうなら、目的ボードの点数くらべでは結構負ける。
補正用カードの補正値がエグいのでオートマの点数がどうしても高くなるのです。
本気で目的取りにいかないと必ずそこの部分では負けるといっていいでしょう。

以上、ソロプレイでした。

卵トークン可愛いですよね。鮮やかなブルーでこんな卵あるの?と思ったけれど、コマドリの卵ってそうみたい。英語の絵本で発見。それにしてもこのブルーの卵・・・他にもどこかで見たなと思ったら、オオカバマダラのサナギの色でもありました。

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虫を食べてる写真もそのまんま。写真絵本だと生態がはっきり載っているので鳥の生態の参考になりました。

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