ギフテッドの子にボードゲームとか ホームスクールとか

子供とホームスクールで遊びまくってます。色々家で教えてきたので手作り教材とか多め。ボードゲームも好き。子供にフラワーアレンジメントとか。遊戯王歴8年、親子で駆使するデッキは300個以上。遊戯王のオリカ作成、デュエル中のディレクターや音響さんは子供が担当。

マラケシュ、アバロン、ブラス・バーミンガム(白ブラス)

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もっちーの貴重な友達のEちゃんが遊びに来たので、来るたび新しいゲームを紹介するんだけど今回は「マラケシュ」を。
本物の感触の色とりどりのフエルトカーペットに、金属色の本格的なコイン。
このコイン、作りがよくて他にも流用したくなる。

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木の人形コマを動かしながらいそいそとカーペットを敷きつめていくと、女同士でちょっとしたドールハウスで遊んでいる感覚に溺れる。
刻一刻と様変わりする華やかな盤面。戦略を考えながらカーペットを敷くのがとにかく楽しく、いかに自分の陣地を広げながら相手を妨害するかを考えるパズル要素のあるゲーム。

木のお人形のアッサム氏を、ダイスを振って出た目の数だけきっちり動かすんだけど、その前に方向を1度だけ変えられるので、事前に決めてからダイスを振る。
動いた先の、たて・よこに必ず触れる形で自分のカーペットを1枚敷く。これが陣地ね。

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さいしょはこの程度。

次は相手がダイスを振って同じように進んで自分のカーペットを好みの位置に敷く。
これを、アッサム氏を盤面中歩き回らせながら交互にやるんだけど、着いた付近に相手のカーペットがあったら、それに被せる形で敷いてしまえるので、そうやって相手の陣地をつぶすのがコツ。しかもなるべく連続している相手陣地を分断する形で。
というのは、ダイスの目によって相手の絨毯(陣地)に立ち止まってしまったら、相手に税を支払わなければならないから。しかも、カーペットの色がつながっている枚数分!

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今日は、さんざんカーペットをお互い敷いた中盤以降で初めて税の発生があったんだけど、私の絨毯が21枚もつながっているところを踏んでしまったEちゃん、私に対して21枚も税を払わされ、もう立て直すことも出来ず敗北。でも感想は「今までやった中で一番分かりやすくて面白かった!またやりにきたい。」
本来は、2人ならカーペットを2色ずつ使って4色フルカラーで行うんだけど今日は尺の都合もあってお互い1色だけの簡易ルールで。
アッサム氏の動く方向を変えることで、自分の陣地のど真ん中に引き込んで否応なくカーペットを踏ませたり、分断された陣地をうまくつないで一続きにしたり、考える要素が意外とたくさんあって楽しいゲームでした。

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押し出す感触が新鮮な「アバロン」

さて知り合いAとフランスのボドゲ「アバロン」を。

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六角形の陣地にあなぼこがいっぱい。そのフィールドで、白と黒の玉に分かれて対戦。
押し出しゲームです。つながった玉が、相手の玉より数が多ければ1マス押し出せます。押して押して、フィールドの外にごろんと相手の玉を押し出してしまえばOKで、これを6個先にやった方が勝ちです。
●●●〇〇この状態なら、黒が白を右へまるごと押せます(黒3つも移動。)
●●〇〇この状態なら、同じ数同士なので、どちら側からも押せません。
●〇〇これなら、白が黒を左側に押せます。(白二つも移動。)
ごろん、と押す感触が独特で快感。押した途端に盤面が変わり、それぞれの玉の力関係もそれにつれて変わりますので一瞬の油断もなりません。有利に運んだつもりがかえって自分の玉が押される側になった、なんてことは当たり前のように起こります。
フィールドはあなぼこですが、ハニカム構造状に穴がならんでいますのでどの方向にも動かせてしまい、なかなか思うようには相手の玉を追い詰められません。最初はなるべくかたまりで動いて押し出されないようにするのですが、そのうち崩れてきて、陣形の中央に相手の玉が突っ込んできたりするともう乱戦。
互いに相手を分断、孤立させようと必死の攻防が繰り広げられます。

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私は白玉で、はしっこに取り残された玉を2個、囮というか見捨てながら、離れた位置にある相手の黒玉を3個先に押し出して最初は一見有利でした。
1時間ぐらい続いたあたりで最後もう疲れてしまい先が読めなくなって、知り合いAに最後の6個目の玉を押し出されてしまいました。でも、何度も、それ今すぐ押し出して君が勝てるよってところで見過ごしていたので、相手も疲れていたみたい・・・。
オセロとか好きな人には特に刺さるゲームかも。

産業革命時代の雰囲気満点!「ブラス・バーミンガム(白ブラス)」

少し前になるけど書きそびれたので・・知り合いGと「ブラス・バーミンガム(白ブラス)」を。
もういっこ、上級らしい「ブラス:ランカシャー(いわゆる黒ブラス)」もあるのでそっちも今度させてもらおう。
どちらも、産業革命期のイングランドの雰囲気満点の重厚なデザイン。

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見てるだけで、鉄の塊の機関車から吐き出される煙や、すすだらけの煙突が連想されてくる。石炭まみれ、鉄鉱石まみれ。粉塵。羊毛の繊維が空気中に蔓延する工場内。意欲的な港。そんな感じ。
知り合いGは建物の建設もルートのつなぎ方もうまく、資源の活用も心得ていてさすがの展開。ところが手札の関係で、私がとっととビギナーズラックで主要な港を押さえまくってしまったため何かしらの妨害になっていたようです。
とにかく、自分の「羊毛工場」「製鉄所」「石炭場」「港」などを建設しまくり、後で楽になると信じて借金で火だるまになってでも拡大再生産を目論見る、産業革命時代の大物産業資本家気分を満喫できました。楽しかった!約1時間半。

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