コンポーネントって重要だと思うんですね。
ドイツの、有名なおもちゃ会社ＨＡＢＡのおもちゃはどれも造りが丁寧でカラフルで、見ているだけでも心を満たしてくれますね～。
ちまちましたコマはカラフルな塗装（小さな子にも配慮した、安全性の高い塗料使用らしい）も何重にも塗り上げているとのことで、塗りが分厚くてマットな質感。
パーキング・ゲーム
あっという間に終わるすっごいミニゲームなんですけど、ゲームシステムは「なるほどな」というものを持ってます。まず配置。中央がスクランブル交差点かな。そこに車コマを全部、がさっと置きます。すごいトラフィックジャムになるほど楽しいビジュアル。
こいつらを整理して、自分の駐車場に6色全部の車が揃えば勝利。
まずプレイヤー(4人まで）が順に色サイコロを振って、出た目の車を中央から取って、自分の駐車場に整理します。次の自分の手番で違う色が出ればそれも獲得します。
同じ色が出てしまった場合も獲得するのですが、駐車場には一台しか入れませんので居場所がなくなった車は、なんと右回りの隣のプレイヤーのところに、追い出されて入ってしまうのです。
なななんと、こんなミニゲームのくせに敵に塩を送るとは！！
そこにも同じ色の車がもうあれば、それも追い出され、玉突きのように順繰りに動いていきます。
こうして、予想もしなかったプレイヤーの駐車場にいきなり6色全部が揃い（しかも人の手番で、）勝利するなんてことも起こるのです。
モンツァ・カーレース
追って追われて、自分の車コマがまっさきにゴールインすると勝利の、ベタなカーレースなのですが、ここでも進み方に関して、色がキーワード。
まずスタート地点に参加者の車コマを並べます。ＭＡＸ6人。
次に、6つの色サイコロを一斉に振ります。この時ダイストレイがあるといいですね。
二個程度までならいいですけど、どっかいっちゃいますからね。何でもいいのですが、うちではそのへんにあった将棋駒ケースのフタにしてみました。
さて、これで出た色を使って自分のコマを進めます。
今、赤がピットを出ました。ダイストレイの出目の中から、青をひとつ外に出して確定とします。
同時に、青いマスに車コマをひとつ進めます。隣接するマスならどの色へでも進めます。ダイストレイ内の出目をすべて使い切るまで、続けて進むことができます。
もちろん、進むコースの上に対応する色がなくてはなりませんので、ひとつやふたつ、使わないサイコロを残して次のプレイヤーに手番を回すことも大いにあります。
この赤い車は、「青－黄－赤－緑－白と進んで、残るサイコロは白ひとつ。もうこれ以上進みたい先に白いマスがありませんので手番は終了です。
「青－赤－緑とまっすぐに進んで、立て続けに横の白－黄」と進んでも良かったですね。
コースはお好みです。
でも本当はこの場合、白の出目が二つあったので、一番良いのはピットから出るのを白にして、「白ー黄－緑－白－青」とした方が、ひとマス多く進めてしかもＩＮコースに入れたんです。ＩＮコースのほうがやはりＯＵＴコースよりマスが少ないのでねらい目です。
このように、出目には左右されますが、ある程度の戦略も可能なのが面白いです。
他プレイヤーとの絡み合いとして、同じマスを通過されるのは問題ないのですが、同じマスに止まった場合、先に居たプレイヤーの車はひとつ後ろにはじき戻されます。
激しい小競り合いってやつですかね。
オプションルールとして、一番最後に止まったマスと同じ色の車があった場合、その色の車は恩恵を受けひとつ隣接マスのどこかに進むことが出来ます。6人のプレイヤーでやった場合は必ず毎回移動が発生するので、絡み合いの多いレース感を味わうことができるのではないでしょうか。
