ギフテッドの子にボードゲームとか ホームスクールとか

子供とホームスクールで遊びまくってます。色々家で教えてきたので手作り教材とか多め。ボードゲームも好き。子供にフラワーアレンジメントとか。遊戯王歴8年、親子で駆使するデッキは300個以上。遊戯王のオリカ作成、デュエル中のディレクターや音響さんは子供が担当。

生後すぐから10年くらい英語・多言語やってみた(1)

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自分が各国の映画をいろいろ見てたせいで、子供にも言語の楽しい響きを教えてやりたいなと。後に、子供の聴覚過敏を治療することで関わることになる、アルフレッド・トマティス理論にこの時出会いました。アルクのエンジェルコースを購入検討している時に、幼い子ほど幅広い周波数を聞き取れる耳を持っているらしい、というその研究を知り、まあ平たく言えば飛びつきました。
どうせかけ流しするんです。だったらできるだけ心地よい音を・・・と思い、モーツァルトベースなら間違いないだろう、おまけに周波数高いイギリス英語だし、という程度の認識で購入。いや~、リラックスできましたね。当時も評判高かったけどいままだ息長く販売されているだけのことはある。
12枚のCDを、一ケ月交換で指示通り毎日かけ流して1年間やりましたけれども、BOSEのオーディオを使ってふっくらした音を出していたせいもあってか、全く飽きずにゴール。10ヵ月目ごろは、欠かさず場にいた私も、ぼーっと聞いているだけで収録の童話の意味がそのまま分かってくるようになるといったおまけつきでした。無意識にすりこむほうが効果的というのを体感。たぶん、この無意識に、という条件をクリアするには、徹底的に心地よくないといけないんでしょうね。

無意識に刷り込む条件って
  • 音声が大きいと邪魔で意識せざるを得ないので可能な限り音量は絞り込む
  • 長すぎるとつらいので都度調整して、不快にならない時間にする
  • 意識的に聞かせようとしない、聞こうとしない
  • ふっと、しのびこませるように音声を流す。通りすがりにさりげなくONとか
  • BGMがついているものは、好みのものにする
  • 朗読者や歌手も、好みの声質のものを選ぶ
  • できればよいオーディオシステムを選んで、分厚い音声で聴かせる、理想はレコード

なんじゃないかなと思います。

モーツァルト入り朗読トラックをリタラシーリンクスで自作

エンジェルコースを聞いて声質が好みだったのと、リラックス感があまりにも気に入ったので、この路線はしばらく続けたいなと思いました。
そこで、子供1歳ぐらいの時エンジェルコースを終えるころには、次の素材を探し始めました。同じようなものがあれば良かったのですが、見当たりませんでしたので、なんとかこの流れは続けたいと。
すると、入手したばかりの、今は惜しくも絶版ですが児童英語研究所の「リタラシーリンクス」絵本読み上げ音声がBGM無しの全くの「素」だったのです。
絵本95冊に、読み上げCD4枚。本来は英語の暗唱用で、細かくレベルがステップアップしていくタイプのミニ絵本のセットなのですが、これは使えると思いました。

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女性が淡々と読み上げる、そのクセのない声質。BGMが無音。理想的な素材でした。
そこであくまで家庭用として、PCに取り込んでフリーの音声編集ソフトでモーツァルトの曲と合成したトラックを試作してみました。
結果、最高!すーっと催眠状態になるくらい陶酔感のある読み上げっぷりだったので、無意識に響きまくるわと確信を得た私は、もうこれ暗唱用じゃなくてただの絵本でいいやと割り切って1つの曲にだいたい8個分の朗読をつないで音声ファイルを作成。
憧れの内容のCDにして、これまた1トラックを1か月のペースで流すことにしたのでした。

すごい効いてる

1歳になった子供はハイハイとかしまくります。ちょっと立ったり。ところが、この自作トラックをしのびこませるように流すと、子供の顔にはっと感動が走り動きが止まるのでした。
そしてママの顔をじっと見つめるんです。君のハートに効きすぎ。
たぶんほんとにモーツァルトの曲が良すぎてそれだけなんでしょうけど、いいんですそれに誘われてついでの音声が頭に入ってくれれば。
今回はエンジェルコースの時と違って100%無意識にというわけでもなく、私が付属の絵本を音声に合せてめくることもしましたがそれもまたよし。入りやすいベースは出来てるし状況は似てるし。これでいいと。

次のレベルの教材、ストーリーテラー

96個の絵本を8個ずつまとめて、ということでちょうど12か月分できたところで、次の準備を。
「リタラシーリンクス」の次段階の暗証用絵本セットとして、同じく児童英語研究所の「ストーリーテラー」を購入して、同じように12ヵ月分のモーツァルトBGM音声ファイルを作ったのでした。

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これはストーリーテラーと同じレベルの、児童英語研究所さんの他の絵本です。

惜しくもこちらも絶版。いい教材だったのにね。リタラシーリンクスのオリジナル音声CDは今も宝物として残してあります。

選んだ曲

音声を編集していて驚いたことには、モーツァルトの驚くべき親和性。朗読にも、多少のタイプがあって淡々としたもの、会話でつないでいるもの、子供がこわがってさわぐ表現、詩的でリズミカルなものなどいろいろなのですがそのどれに合わせても、まるで最初からあつらえたようにぴったりはまるんです。
適当なところで最初の朗読が滑り込んできて、終了、次の朗読までの無言の間合い、次の朗読がはじまるタイミング、全部読み終わってたっぷりと余韻を残しながらフェイドアウトしていく感じ、すべてこれ以上ないですよ、という感じでおさまるのです。
マジックですね。しかも、モーツァルトに関しては、選んだものを使う限り全てがそうでした。
のちのち、他の作曲家ではどうかな?と思い、できるだけ似たような方向性で探して同じように重ねてみました。すべて失敗。私がヘボなだけかもしれませんが。
どうしても、朗読が乗らないんです。すごい違和感。曲だけだと完成しているのですが、朗読が入ると、曲が主張してきてうざいのなんの。感情的だったり、ドラマチックすぎたり、・・これはいけるかなと思ったシューベルトやドビュッシーも駄目でしたのでやめました。それにつけてもモーツァルトの添いっぷりのパーフェクトには脱帽です。