ギフテッドの子にボードゲームとか ホームスクールとか

子供とホームスクールで遊びまくってます。色々家で教えてきたので手作り教材とか多め。ボードゲームも好き。子供にフラワーアレンジメントとか。遊戯王歴8年、親子で駆使するデッキは300個以上。遊戯王のオリカ作成、デュエル中のディレクターや音響さんは子供が担当。

生後すぐから10年くらい英語・多言語やってみた(8) バイブル・ウィズ・バッハとイングリッシュ・ウィズ・モーツァルト

アルクのエンジェルコースが凄かったので、その後かけ流し用にチェックして「イングリッシュ・ウィズ・モーツァルト」6枚組CDを購入(現在絶版)。

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朗読内容は、サン=テグジュペリの「星の王子さま」に2枚使い、後はワイルドの小品「幸福な王子」「ナイチンゲールとばら」「わがままな大男」、シャーロック・ホームズシリーズの「青いガーネット」、O・ヘンリー短編集「最後の一葉」「賢者の贈り物」、そして最後の6枚目は英語の名詩。シェイクスピアのソネット、ワーズワース、バイロン、キーツ他と、内容は充実している感。星の王子様がフランスなのを除けばあとは全部ガチガチにイギリス文学。読み上げはイギリス英語。エンジェルコースの人達とたぶん同じ声で、とても落ち着いた読み上げでベッドサイドで読んでもらっているようなすごいリラックス感があった。
歌とか日常会話とかが入っていなくて一貫して朗読なので、ぼーーっと聴けてしまう。

曲は名曲揃い

クラリネット五重奏曲、クラリネット協奏曲K622、ピアノ協奏曲第17番、第20番、第21番、フルート協奏曲の1と2、フルートとハープのための協奏曲、ヴァイオリン協奏曲第3番、第5番、アヴェ・ヴェルム・コルプス、セレナード第9番、第10番、第13番、幻想曲ハ短調、音楽の冗談、ディヴェルティメントK136,第15番K287、第17番、オーボエ四重奏曲。「アマデウス」に使われていた覚えのある曲も入ってる。
朗読の切れ目には、曲の音量が少しだけ大きくなって、次のチャプターが始まるとまたスッと音量が引いて、雰囲気うまく出してくれてて心地よい。これも、1枚1か月の調子で、子供にかけ流ししました。


バイブル・ウィズ・バッハ

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コンセプトも凄いしすべてが重厚!なのにおしくも絶版。旧約聖書、新約聖書から、選り抜きの部分を集めてきて編成って感じで、これはという所は押さえてバッハの音楽に乗せてナチュラルスピードで朗読、というすごいアイテムなのに。イギリス英語。ディスク1から3までは旧約聖書、ディスク4から6までは新約聖書。
まずCDの1枚目をかけると、バッハの音楽が流れて、しばし間合いがあって、あれっ?いつ始まるのかな?とドキドキしているといきなり「ジェネシス。」ときっぱり言われて、かっこよさにクラッとくる。
そう、創世記ですよ創世記。
そりゃ、1枚目の1番最初にふさわしいですよね。

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  • ディスク1:創世記。天地創造から、エデンのアダムとイヴ、失楽、カインとアベルまで一気にいきます。まさに名場面集といった感じ。そこからアブラハム、イサク、ソドムとゴモラ。今気づいたけど何故かノアの箱舟は無いみたい。外せないと思うんだけどな・・・。そして出エジプト記、十戒。
  • ディスク2:ダビデ王、ソロモン王(サムエル記)、そしてヨブ記のハイライト!ヨブ記は4コマ漫画並みに割愛されて、ヨブが一度も迷わなかったようになっちゃってて。一番人間くさい、神の試練があまりにも重くそして一見、理不尽なので、とうとう弱音を吐いて自分が生まれたことを呪いそうになって、なぜ自分のような(今世で)無垢な人間がこんなめに合うのか、みたいにもがき苦しみながら答えを探す神学的な部分が全部カット!されてるんだけど(気になる人はヨブ記読んでね)、それでもこのセットに入れてくれただけで嬉しい。あとは詩編が多めの収録。よく映画にも使われる詩編23ダビデの賛歌もちゃんと入ってる。

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    分や秒単位で、どの部分を読み上げているのかちゃんと記されてる。
  • ディスク3:あまりよく知らないけれど、イザヤ書、エレミヤ書で、いよいよ救世主出現の預言っぽいのが出てくる。
  • ディスク4:いよいよ福音書。ルカによる福音書、ヨハネによる福音書の特徴のある部分の抜粋がまずあり、後はマタイによる福音書が、だいたい全体を網羅してるだけあって、ここからごっそり。山上の垂訓の名言ラッシュから十字架まで、全部マタイから。
  • ディスク5:使徒行録でパウロ登場、協会にあてた手紙。

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  • ディスク6:1枚たっぷり使ってヨハネの黙示録!意味不明で読むのがつらい。

すごいのは、このセットの付属の冊子で、厚さ1.5㎝にもなる。朗読が聖書のどの部分にあたるのかも詳細に記しながら、英語の原文と、対訳が全部載っているのでこれだけでもちょっとした抄本バイブルといえそうなボリューム。そのほかに聖書の位置づけとか、バッハと聖書との関わりとか、聖書の味わい方ガイドまで相当なページを費やして解説があって読み応え十分。

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肝心のバッハの曲は、音楽の授業で誰でも聴かされたことのあるパイプオルガンの「トッカータとフーガ」とか「主よ人の望みの喜びよ」など。ちゃんと、福音書の部分はぴったりの「ミサ曲ロ短調」が内容に合わせて選ばれてる。

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アートワークも本当に凝ってて、たんにかけ流すだけでは勿体ないような、贅沢な内容でした。

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