つややかで重量のあるタイルが高級感あるパズル「タントリックス」。
10枚からのパックもあるけど、やはりある程度枚数があったほうがいいですね。タントリックス・ゲームパックならタイルが56枚入っていて、ソロでするにも大勢でするにも十分です。
タントリックスの共通ルールとして、配置するには、線の色が必ず合っている必要があります。
同じタイルを使ってでも、トランプのように遊び方がいろいろあるんです。シンプルなゲームならではの使いまわしですね。遊び方ガイドにはその他、シンプルだけど難題をつきつけてくるパズルが全部で50種類載っています。
タントリックス・ステトラジー
自分の選んだ色の線を、手持ちタイルを使って可能な限り長くつなげること、もしくは可能な限り長いループで閉じる事が目的です。
タントリックス・ゴブル
「ゴブル」とは3つの配置済みタイルで囲まれたスペースのこと。私の経験上、この「ゴブル」という空間にぴったり入るタイルにはめったにお目にかからず、運が良ければはまるという感じです。入った時の嬉しさは格別です。慣れてくるとこのゴブルをうまく産み出すような置き方ができるようになるのですがつい「つながればいいや」と変な置き方をすることになって後で苦しむようです。
さてゲーム内容ですが、スピード勝負で全員一斉に片っ端から、可能な場所に自分のタイルを置いていきます。早いもの勝ちです。全部自分のタイルを置き切った人の勝ち。途中でゴブルに置くことが出来たら、「ゴブル!」と宣言してから手持ちのタイルを1枚、誰かに送り付けることができます。
タントリックス・ゴブル・ソロプレイ
大勢でタイルをつなげるのも楽しいけれど、じっくりソロプレイもなかなか。時間を気にせずできるので、TVを見ながらとか、お茶を飲みながらの片手間にもぴったりです。バッグから一枚ずつタイルを引いて、場につなげます。もしどうしてもつながらなかった場合はペナルティとして裏返し、脇に置いておきます。
ゲームの途中でゴブルを埋めることができたら、このペナルティタイルをバッグに1枚戻すことができます。全部のタイルがペナルティタイルも残さずにつながったらHAPPY。タントリックスそのものに慣れるのにもおすすめ。
単純にも見えるタントリックスだけど、細かいルールや禁止事項が設定されていて、勝利確率などかなり緻密に研究されているみたい。世界大会もあるしね。
56枚すべてのタイルを使っての理論上の最高得点は何か?という未解決課題もあるらしく、AIの出した結論の上を行く天才の登場が待たれているとも。また、タントリックス・ステトラジー中に、手持ちタイルの中で置けるタイルが一枚もない時にゲームは無効となり勝敗無しに流れることを「デッドロック」というらしいですが、起こる確率は1万ゲームに1回とか。嘘でしょ?ソロプレイだと毎回置けなくてペナルティくらってる私って一体・・・